SSブログ

今後のガリレオと加賀 [文化的生活]

ガリレオの連載が始まったらしい。
日焼けして夏っぽいというから、おそらく龍馬をにらみつつ作者が作っているという。
だから、いきなりテレビに合わせる必要がぜんぜんなかったのだが。
さて、ガリレオを龍馬のあとにやることを計画している場合、
困難なことは、ひとつ。
もともと演技の下手な役者なので、今かなり大げさに頑張ることを訓練しており、
即座に色を抜かし、肌も青白くし、あの堅いダイコンそのままに戻ることはできないだろう。
なので、たぶん無理だ。
加賀恭一郎と上田次郎がかなり違うのに、作品をガリレオトリックがち混じりで作られていて、
結構うるさい。人間も結構 NEO や流星と似通った人間が配役されていて、かなり気持ち悪い。
演出も結構好きではなかった。
流星の脚本と演出はかなりレベルが高かったということだ。
それから言わせてもらうと、アクセントが全くできていない役者ばかりそろえやがったのもいらいらする。
主人公はそれなりに頑張ってきちんと分けてはいるのだが、
やはり最初に選んだ時点で、
まだ阿部寛のほうがガリレオを上田キャラかぶりを承知でやっていたほうが良かったような気がまだする。
福山雅治は、どちらかというと、あんなにきれいな顔なのだが、ガリレオをしないほうがよかったし、
龍馬もしないほうが良かった気がする。
それから、龍馬もちょっと言わせてもらうと、好きな脚本家なのにかなりらしくなくて、
滑っている感じがする。演出は頑張って下手な役者を一生懸命導いているが、
なんか全て上滑っているというか、そういう感じである。
ガリレオはそもそも背が高くても「冬彦さん」なのだし、それでよかった。
それから、現在連載中の話も、あれだけ子ども嫌いをきちんと張っておいたのに、
子どもをからめてしまっているようである。
加賀恭一郎がかなりすばらしい連作となっているのは、年齢を追いながらきちんと、
彼の生い立ちをどんどんと成長させていったからであり、彼の男らしさが徐々に育っていっているのである。
ところが、湯川学のほうは、(あるいは原作ではかなりナイスなメガネ女子)内海薫も含めて、
プロットの強引な変換で、ちょっとひどい感じになっている。
役者のファンにとってはたまらないのかもしれないが、原作に近いことを大事にする原作ファンには、
結構剣を飲まされるような気分ではないだろうか。
作者自身もテレビの出来で続編をあれだけ変更するような人間でもあるので、
やはり続編を作らない主義にするか、もしくは作品が完結してからドラマ化するように、
ドラマ制作側も自重してもらったほうが、原作ファンを取り込める結果になるのではないだろうか。
龍馬も加賀も、剣道があまりぱっとしなかったのが、少し残念だった。
役者はいろいろ普段から訓練していないといけないのだなあと、短い間での強行スケジュール撮影を、
多少恨めしく思った。顔だけじゃないんだ、原作のファンは。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。